2025年11月4日
太陽に接近中のレモン彗星を撮った!

毎友会会長の河野俊史さんがFacebookの投稿している。
——太陽に接近中のレモン彗星(C/2025 A6、Lemmon)の写真を2週間ぶりに撮りました。前回10月17日は夜明け前の東の空でしたが、30日午後6時過ぎのこの写真は日没後の西の空に移っています。明るさは4等級ぐらいですが、前よりもだいぶ尾(テイル)が伸びて、予想以上の大彗星になりました。
レモン彗星は11月8日に太陽に最も接近した地点(近日点)を通過し、また遥かな旅に出ます。次に地球や太陽に接近するのは約1100年後と予想されています。
自宅近くの公園で撮ったこの写真は、8秒露出の118カットを彗星の動きに合わせて重ね合わせるメトカーフコンポジットという手法で画像処理しました。彗星が移動した分だけ背景の恒星が光跡を描きます。彗星の頭(核)から明るく真っ直ぐに伸びたイオンテイルが途中から枝分かれするように広がっている様子も分かります。
公園には双眼鏡やカメラを持った人たちも集まり、彗星の姿を探していました。ただ、街中では肉眼で見ることは難しく、ちょっぴり残念そうでした。2週間前との比較の参考に前回の写真をコメント欄に載せておきます。
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元写真部・小座野容斉さんが即反応した。
「十分に一面カラーで行けますね。縦6段で」
(堤 哲)