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2025年8月19日

『戦中写真が伝える 動物たちがみた戦争』が読売新聞の書評欄で

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 17日付読売新聞「本よみうり堂」で『戦中写真が伝える 動物たちがみた戦争』(光文社新書)の書評が掲載された。

 この新書は、毎日戦中写真から動物が写った写真を選び、東京大学大学院の渡邉英徳教授がカラー化、貴志俊彦教授(京都大学名誉教授、ノートルダム清心女子大学教授)が、動物たちが戦争に駆り出された背景を解説している。

 軍馬、軍犬、軍鳩、ラクダ、ゾウなど、毎日戦中写真には動物写ったものが約900枚。動物たちは移動、建設、警備、通信、癒やしなど、さまざまな役割を負っていた。

 評者の歴史学者で東大史料編纂所岡美穂子准教授は「労働や戦場を共にし、飢餓時には人間の食料ともなりながら、信頼の眼差しを向ける彼らの姿は限りなく愛おしい」と結んでいる。

(堤  哲)

 光文社新書288㌻、定価:1,500円+税、ISBN:978-4334106942