2022年7月6日
何か変?! 創刊100年の「サンデー毎日」と「週刊朝日」

「週刊朝日」7月15日号をパラパラとめくっていたら、元文藝春秋のノンフィクション作家下山進さんの「2050年のメディア」が載っているではないか。
「サンデー毎日」の人気連載コラムだったはずなのだが。
それも、サンデー毎日から引っ越し新連載!「第1回」とうたっている。
あわてて前号の「サンデー毎日」をめくった。「2050年のメディア」第113回とあって、見出しは「また会う日まで/わが心の/サンデー毎日」。
何があったのか。
《この連載で何度か書いてきたように、紙の定期刊行物は厳しい時代を迎えている。週刊現代、週刊ポストなど多くの週刊誌が、「週刊」ではなく月3回刊となった。サンデー毎日もこの6月から月3回刊になったことに気がついた読者もおられるだろう。
そうした流れのなかで、次週からサンデー毎日でのこの連載を、「週刊」で刊行を続ける『週刊朝日』に移すことの了承をいただきました。ケンカをしたわけではありません。サンデー毎日では別の形でお目にかかることになると思います。
週刊朝日の連載は、コラム名もそのまま、ただし、北斎が61歳の時、一から始めるとしてその画号を「為一(いいつ)」と改めたひそみにならい、新連載は「第一回」から始まる》 そうか、「サンデー毎日」が旬刊になったのが理由だったのか。
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筆者を見てびっくりだ。ジャーナリスト鮫島浩。そう、『朝日新聞政治部』(講談社)をつい最近出版した、話題の元政治記者である。
もはや「朝日新聞」「毎日新聞」などといっている場合ではない!?ということか。
(堤 哲)