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2022年3月28日

「ベトナム希望レストラン」の会場に亀山久雄さん経営の「余白」

 ベトナム中部ダナンにある児童養護施設「希望の村」を支援しようと、日本のNGO「ふぇみん婦人民主クラブ」の女性たちが活動を始めてから四半世紀が過ぎた。施設を巣立った若者たちの一部は留学や就労で来日し、やがて有志が月1回、「ベトナム希望レストラン」と名づけた料理店を開き、その収益を希望の村に寄付するようになった。共生社会を築くための「循環する支援」が広がっている――こんな書き出しの3月26日付け特集記事を見て、あれっと思った。

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4月の再開準備のミーティングに集まったベトナムの若者たち(手前)と、ふぇみんベトナムプロジェクトの女性ら=13日、東京都千代田区の「余白」で、明珍美紀撮影

 筆者は明珍美紀さんで、会場は千代田区の水道橋駅近くにある「余白」。明珍さん撮影の写真を見ると、左上に控えめに亀山さんの姿が。奥様と並んで、集まった人たちを見守っているようだ。記事によれば、3月半ば、東京のJR水道橋駅近くのレンタルスペース「余白」で「ベトナム希望レストラン」のミーティングが開かれた、という。

 レストランの設立に関わったレ・ティ・ビンさん(34)=輸送会社勤務=はベトナム戦争後の貧困の時代に母子家庭で育ち、希望の村が創設された93年、5歳のときに入所した。ふぇみんの自立支援で日本語を学び、留学で来日した。

 これまでの歩みをつづる著書「ひろがるベトナム希望レストラン」(梨の木舎)があり、亀山さんは「今回は手伝いだけなので」と、ご自分で近況報告を寄稿することは遠慮されたので、僭越ながら紹介させてもらった。

 「余白」については、2022年1月11日付けの「元気で~す」をご参照ください。
 ちなみに記事は
 https://mainichi.jp/articles/20220326/ddm/010/040/035000c

(高尾 義彦)

 2022年1月11日付けの「元気で~す」
「余白」(水道橋)よいとこ一度はおいで――元労組本部書記長、亀山久雄さん(76)が呼んでます