2022年1月5日
青森県の津軽飯詰駅に種村直樹「汽車旅文庫」がオープン
レイルウェイ・ライター故種村直樹さん(2014年没、78歳)の「汽車旅文庫」が昨秋、津軽鉄道津軽飯詰駅(青森県五所川原市)に誕生した。
種村さんの著書をはじめ、鉄道・旅行関係の書籍や雑誌など蔵書3200冊、原稿を執筆した愛用の机や「レイルウェイ・ライター事務所」の看板も持ち込まれた。

津軽飯詰駅舎内に設置された種村さん愛用の机。卓上には自筆の原稿も


津軽飯詰駅は、1930(昭和15)年の津軽鉄道開業とともに設置された。2004年の無人化に伴って待合室以外は閉鎖されていた。
開館は毎月第3日曜日の午前9時半~午後3時。入館無料。
地元紙などの報道によると、種村さんの長女ひかりさん(54)と次女こだまさん(49)は「父が座って原稿を書いているのが目に浮かぶ」「本が散逸してしまうのではなく、まとまって展示することができ、父もほっとして喜んでいると思う」と話していた。
(堤 哲)