2025年4月25日
地域活動に貢献し勲章授与 元西部広告局長・今井さん

高島・福岡市長㊧から勲章を授与された今井さん

授与された「旭日單光章」
福岡市南区在住の元西部本社広告局長の今井是生さん(1964年入社)は「3人の子供がお世話になった恩返しに」と地元小学校のPTA会長(1982年)を引き受けたのが縁で地域との交流が始まった。本社退職後は、毎日新聞社勤務という社会的信用に加え、温厚で誰からも好感を持たれる人柄から人望も厚く、町内会長や校区の自治協議会会長を経て南区自治組織協議会会長に就任した(2018年)。
住みよい豊かなまちづくりを目指し問題解決に全力で取り組み、住民の連帯感の向上に粉骨砕身努力した。特に福岡市有数のマンモス団地・UR若久団地(1000世帯)再開発には住民代表として、計画から施行まで区役所、URとの協議に参画。多くの難題を乗り越え、高層マンションへの建て替え、医療機関・老人施設・公園の併設や高齢者向け町内巡回バスの誘致など、環境にやさしい住民本位の街の誕生に汗を流した。足かけ13年の歳月を要した。
永年、地域活動の役職を歴任し、地区の活性化に大きく貢献した功績が評価され、2022年に総務大臣賞を、引き続き当時の岸田文雄総理大臣から「旭日單光章」が授与された(叙勲の伝達式はコロナ禍のため福岡市役所に於いて、高島市長からの授与となった)。今井さんは、区との折衝、陳情や公式行事への出席、自治会内の各イベントの参加など超多忙な激務を務められたのは「毎日新聞社時代に培った経験とノウハウの賜物」と語る。西部毎友会会員が叙勲の栄誉に輝くのは極めて珍しいことだ。
(西部毎友会 淵上忠之)