元気で〜す

2019年5月24日

椎名裁定で活躍した元政治部・池浦泰宏さん

 日本記者クラブ会報2019年5月号の「マイBOOK マイPR」欄に、元政治部の池浦泰宏さんの名前を見つけた。

 一般社団法人日本外交協会の理事長として、同協会が発行した波多野澄雄『日本外交の150年』(4104円)の案内をしている。その紹介文――。

 2019年は外務省設置150年。令和改元の年でもある。その節目の年に「日本外交の初の通史を残そう」と旧知の波多野澄雄・国立公文書館アジア歴史資料センター長に執筆を依頼し、A4判380㌻の本ができた。幕末から平成まで、国益と内外情勢のはざまで苦闘した外交指導者たちの行動の軌跡をたどり、その功罪を問い直した。フルカラーで年表、索引も充実、高校生以上なら無理せず読める本に仕上がったと思う。ぜひ書店でご覧ください。

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池浦泰宏氏

 池浦さんは1936(昭和11)年北九州市生まれ。ことし83歳。60年早大卒、毎日新聞入社。静岡支局→政治部。川島(正次郎)派の番記者。椎名悦三郎(官房長官・外務大臣・自民党副総裁などを歴任)に食い込んでいた。田中角栄首相の後継を三木武夫と決めた「椎名裁定」にもかかわった。「椎名悦三郎秘録」15回を『サンデー毎日』1979年1月4日号~80年2月17日号まで連載している。

 政治部副部長で退職、日本外交協会の理事長をつとめる。

 表参道のスナックで何回か一緒になったが、ゴルフが上手で、日本記者クラブのゴルフ会の幹事をつとめていた。

(堤  哲)