元気で〜す

2019年2月28日

磯貝喜兵衛

 1月31日のFacebookに次のようなコメントと写真を入れました。

<馬齢を重ねて「卆寿」を迎えました。おおぜいの皆さんのご祝辞に感謝し、「独立自尊」「独立自活」に努めたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。(写真 ㊧ゼロ歳、㊨90歳)

画像
画像

 Facebookでつながっている「友達」約200人の中から、天野勝文、前坂俊之両君がこれを見て過日、日本記者クラブでの昼食会にお招き頂き、久しぶりに歓談できましたことは何よりの幸せで、『元気で〜す』への寄稿もすすめて頂きました。

 毎日映画社をリタイアしてから早くも25年。このうち20年間は慶応のメディア・コミュニケーション研究所(旧新聞研究所)の後輩たちを相手に「マスコミ塾」を続けていましたが、家内が4年間のがんとの闘病で亡くなったためクローズ。以後は男声合唱と、横浜日独協会での活動をしながら、”独身生活”を続けています。

 横浜日独協会では、横浜市が姉妹提携をしているフランクフルト市へ高校生代表を派遣するための「作文コンテスト」を担当し、向こうから派遣されて来るドイツ人高校生のホームステイも引き受けています。

 男声合唱は地元の60人近いメンバーが30数年前から続けているもので、こちらもドイツ・ベルリンの男声合唱団と提携して、交互に訪問して合同演奏会を催したりしています。10年ほど前からは、その中のシニアだけで12人ほどのコーラスグループ(銀獅子クラブ)をつくり、定期的に神奈川県三浦市の老人向けケアー付きマンションのロビー・コンサートに出演したりして、音楽を通じての交流の輪を広げています。

 私のささやかな健康法は「音楽」プラス「入浴」で、『風呂は百薬の長』をかたく信じています。そして、楽しみは2020年の東京五輪を観ること。2013年9月に二度目の日本開催が決まったとき、近藤健君と夕刊特集ワイドで<OB対談>をしました。対談の最後に私が『開会式の毎日新聞夕刊1面には「世界は一つ」の見出しが踊っている。いつの間にか五輪精神が消え、商業主義が台頭してしまった。戦争もなくならない。もう年だけど、お祭り喜兵衛、また東京五輪の取材がしたいね。』と話したら、近藤君が『え? 磯貝さん、2020年には90歳を超えてますよ』と笑ったところで終わっていました。私より若い、その近藤君が先年、亡くなったのが何より残念です。心から御冥福をお祈りいたします。