元気で〜す

2018年8月10日

前和歌山市長、大橋建一さん(72歳)

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 これは「大橋建一ブログ」の表紙である。本人と、選挙には欠かせない夫人の似顔絵か。

 東大文学部を卒業して1971年毎日新聞に入社。整理本部に長く、2002年、56歳で和歌山市長に就任。3期12年務めた。

 お父さんが元和歌山県知事。その関係で市長選に担ぎ出されたのだろうが、とにかく真面目で、政治家とは縁遠いタイプに見えた。

 何かの折、市長室を訪ねたことがあった。阪神タイガースのグッズに埋まっていた?という印象が残っている。

 市長時代からブログで情報発信していたが、「根っからの歌好き」。自著『百歌自典』(2012年アガサス刊)は、105曲もの歌を時代背景やエピソードを紹介したエッセイ集。

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 最近の生活について《暇な日々でカラオケに月1〜2回、市内の「うたごえ喫茶」に月1回、週2回「元気開発研究所」と称する年寄り向けジムのような所で1時間ほど体を動かすのが健康法》だとか。

 8月3日のブログは「狙いうち」。

 ――高校野球、夏の甲子園が間もなく始まる。今年は記念すべき100回大会ということで、主催の朝日新聞社は例年以上に盛り上がっている。その一方で、外国のメディアには「こんな酷暑に、甲子園のようなカンカン照りの球場で高校生に野球をやらせるとは信じられない。虐待のようなものだ」と非難する声もあり、時期や甲子園開催についてネット上で論争が起きている。しかし、朝日新聞や朝日放送は何が何でも「灼熱の甲子園大会」を守ろうと必死でキャンペーンしているように見えて痛々しい。そう感じるのは私だけか。

 ブログには自身の略歴も載っていて、【趣味】スポーツ観戦、音楽(なんでも)鑑賞、読書(ミステリー)、パソコン、雑文書き、温泉めぐり、とあって、そのあと【名前の由来】。

《終戦直後の昭和21年6月22日、焼け野原となった日本に生を受けた私に、父が日本復興の願いを込めて「大きな橋を一番に建てる」という意味でつけた名前です。だから「建」には「にんべん」がついていないのです》

(堤  哲)