2018年1月17日
森桂氏主宰の東京港区地域限定月刊紙が100号に

退社後に長期滞在のハンガリーから帰国して移り住んだ東京都心高輪で、森桂氏が発行した地域限定月刊紙「共和会だより」が、創刊8年目の昨年12月、100号に達した。森氏が居住する町は旧東海道の元品川宿と江戸入口「高輪大木戸」址間に位置、町内には高輪公園、幕末は大英帝国最初の公使館で臨済宗の名刹東禅寺。近くには泉岳寺。閑静な佇まいの中の史跡レポート目立ったが、最近、付近が東京大改革の目玉に浮上、急に慌ただしくなった「街づくり」が一段と紙価を高めている。(写真は森氏)

森さんが高輪にぶらり現れたのは10年ほど前だった。以前、品川付近に住み、土地勘がある高輪の大学同窓生を訪ねて相談するうちに、そこの町が気に入った。私(平野裕)が町会長。付近にはK大出身者も多く住むなど、もともと人付き合いがいい彼には打って付けの場所柄だったらしい。
間もなく、私が会長職を譲ったのが彼のK大同窓で、森さんは副会長になりカメラ片手に大活躍、町内の人気者。広報担当を勤める私は言わば配達係り。いま、町内ではマンション建築問題で六年越しの建設会社との紛争を抱えるだけでなく、町内に都心環状4号線が乗り入れる都の大工事が本格化、域内の戸建住宅が立ち退きを迫られる事態になっている。
(写真 左は09年6月発行の創刊号。オールコック英公使の着任150年記念講演会特集。下は100号、左が一面、右が裏面。一面では前述のマンション建設批判記事。裏面で創刊100号の弁)

(平野 裕)