元気で〜す

2016年4月15日

私の健康法 河合喜久男さん(95歳)

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 私は、あと一か月で満95歳。よくも生かされてきたものと、ありがたく感謝。

 “健康長寿”について聞かれても、特別なことがなく、強いていえばということで、10年ほど前から次のようなお答えをしている。

 まずよく歩くこと。一日一万歩。現在は足腰弱くなり、無理せず半減。早寝・早起き、一日三度の食事、バランスよく快食。エネルギーの源泉。生活リズムは崩さぬように注意している。そしてチャレンジ。何事にも関心を持ち実行。カラオケもその一つ。数年前から毎週、近くの文化センターで十数人の仲間と歌っている。会を形成、皆高齢者だが、元気で若々しい。医者からも、腹から声を出すことは健康によいと言われる通りである。

 若い頃は、人に負けまいと生きてきた。消極的で行動に移さず、ミスしなかった時よりも、積極的にやってミスした方が気分がよかった。社会に出てからも、仕事の上で積極的に行動して成功した例が多い。

 心と体は一体。気力と健康体は車の両輪のようなもの。この世に生まれ、両親や恩師、国や社会、自然の恵みによって生かされ、今の自分があるように思う。

 “ありがたい”と感謝の念が湧いてきて、その恩に報いようとする。年齢を重ねるにつれて、その思いが強くなり、奉仕の行動へと動く。その心掛けが、気力を奮い立たせ、健全な体を維持し、心に平安と幸せをもたらせてくれる様に思う。

(2016.4.15記)