新刊紹介

2026年1月20日

黒川昭良著『マスコミを味方につける危機管理広報』

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 出版した「全力舎」HPにある本の紹介——。「企業の危機対応を小説で疑似体験し、“報道側の視点”から危機管理広報のポイントを学べる一冊」という見出しで、以下。

 危機対応を誤れば、会社は一瞬で傾く——。これは決して大げさな話ではありません。その渦中で企業の命運を分けるのが危機管理広報です。

 世の中には多くの危機管理本がありますが、「報道する側」が手の内をここまで明かした本はありません。

 マスコミが何を見て、どこに疑念を抱き、どんな対応に心を動かされるのか。本書は、そのリアルな視点をありのままに伝えます。

 第一部では、架空の食品会社の産地偽装事件を題材に、危機対応の迷走と葛藤を小説形式で描きます。

 読者は広報担当者や経営陣の息づかいを肌で感じながら、「もし自分の会社だったら」という〝擬似体験〞を味わうことができます。

 第二部では、その体験を踏まえて著者が導き出した「危機管理広報・五箇条の心得」を分かりやすく解説します。

 ▽危機への備え▽組織の結束▽初動の重要性▽誠実な謝罪▽マスコミとの信頼関係——の5つです。

 物語と五箇条の心得を行き来するうちに、危機管理広報のコツが自然と身につきます。

 経営者、広報担当者、そして組織のリーダー必読の一冊です。

 定価:1,650円(税込)

 著者紹介でヘェ―と思ったのは、「現在は朝日、毎日、読売各新聞社OBでつくるライター集団・編集工房「朝毎讀」主筆」。そんな工房をつくっているのだ。

 黒川さんは、1956年川崎市生まれ。京都大学法学部卒業後、85年入社。大阪府警キャップ、社会部デスク、2008年社会部長、編集局次長を経て、出版局長。2015年4月分社化された「毎日新聞出版」初代社長。分社4年目の2018年度決算で黒字を計上した。

 著書に『山本周五郎の記憶〜横浜の光と影を愛した文豪』(共著、歴史探訪社)ほか。

(堤  哲)