新刊紹介

2023年10月2日

『なぜ、あなたは、山に登るのか』元大阪社会部、岡秀郎さんの新著

 元大阪社会部藤田修二さんのFacebookに紹介されていた。

 《岡秀郎さんは毎日新聞記者から自然保護団体大阪自然環境保全協会事務局長に転じ、現在同協会理事。未踏峰の四光峰(7694㍍)などヒマラヤ三座に登頂した登山家だ。山に登るとは、自然とは、生きるとは…。哲学的で散文詩のような作品だ。文芸社刊。1100円》

 もう少し詳しく紹介すると、《生きることへの問いかけにもつながる、あの“問答”。エベレストの初登頂に挑み消息を絶った登山家が、“名答”を残して100年の時が流れた。しかし今もなお、私たちは、問う。なぜ、登り、なぜ、生きるのか。国内やヒマラヤの山々を登り、「なぜ」を探し求めた筆者。その「答え」は、壮大な峰々や自然から、私たちに投射される。人生を歩み、山に向かう人たちへの清冽なるメッセージ》

 著者の岡さんの略歴は、毎日新聞のHPから。

 1956年大阪市生まれ。大阪市立大学卒、97年まで毎日新聞記者。京都などの支局、社会部(大阪)に勤務。環境分野では、ワシントン条約会議、地球サミットなどを取材。98年から2019年まで(公社)大阪自然環境保全協会事務局長。現在、同協会理事、(N)大阪府民環境会議理事、国交省桂川河川保全利用委員会委員。関西の脱ダム、トラストなどで活動。共同執筆に「里地里山保全 農ごよみ」など。著書に「立山からチベットへ」。

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(堤  哲)