トピックス

2023年9月20日

4年ぶりに西部毎友会総会・懇親会を開催、63人が集まる

西部毎友会総会後の懇親会。4年ぶりの再会に乾杯

 4年ぶりの西部毎友会総会が9月15日、毎日西部会館で、会員420人(2023年8月末現在)のうち63人が出席して開かれました。司会進行は黒岩静一副会長がつとめ、過去1年間の物故者12人を含め、この4年間に亡くなられた61人のOBに、全員起立して黙祷を捧げました。

 この後、淵上忠之会長があいさつ。「長い長いトンネルを抜けて4年ぶりの総会となりました。読者の新聞離れは新型コロナで一層深刻になっています。全国の日刊紙の発行部数はこの20年間で2,300万部減りました」と新聞業界の厳しい現状を説明。今年度の新聞協会賞を西部本社の喜屋武記者が受賞するなど、西部にとっては明るいニュースが続いていることに触れ、「オール毎日で一番元気がいいのが西部です。未曾有の苦労をしている現役社員にエールを送りましょう」と呼びかけました。

 西部本社の山本修司代表は、父君も新聞記者。小倉北署のキャップとして鳴らした事件記者で、代表は当時小学校2年生。「親子で70年余お世話になっています。新聞業界は苦しいですが、北九州では部数№1を維持しております。協会賞をとったのを機に、より一層頑張りますのでよろしくお願いします」とあいさつしました。

 続いて傘寿(10人)、古希(2人)表彰に移り、代表して柴田麟太郎さんが「古希の時に一緒に祝いを受けた傘寿の先輩を見ていましたが、いつの間にか馬齢を重ねて傘寿になりました。朝鮮戦争の時、佐世保は警戒警報のサイレンが鳴り灯火管制されました。戦後、平和な時代が来たのに、暗闇でおびえたことを思い出します。この年まで生きてきて、いまは一期一会、いつもこれが最後だと思って過ごしています」と、戦争体験に触れつつ、いまの思いを語りました。新入会員7人が自己紹介をしたあと会計報告に移り、決算、予算案が原案通り承認されました。役員改選では淵上忠之会長、黒岩静一副会長が再任されました。

 総会のあと西部本社の幹部16人が加わっての懇親会が開かれ、乾杯の音頭は永守良孝・元RKB会長。酒豪がこの日はノンアルコールで「私の原稿は長い、長いと言われ、随分削られました。いまはデジタル。思う存分書けて恵まれています。いまどき新聞記者になろうとしている人は、何かを持っている人。志を持ってやっている」と、現役で奮闘する後輩記者を励ましました。

 懇親会は4年ぶりとあってか酒量が進み、用意したビール、焼酎が少なくなり、あわててコンビニに買いに走る一幕もありました。恒例の本社新任幹部の自己紹介に続いて、OB、現役代表のエール交換で、大いに盛り上がった懇親会を締めくくりました。

(西部毎友会幹事・福田 誠)