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2023年7月27日

戦争・コロナ…詠まないわけには 池田澄子さん句集「月と書く」――朝日新聞記事に、夫の元整理本部長、龍夫さんを偲ぶ

 朝日新聞の7月26日夕刊に俳人、池田澄子さんが登場している。2018年4月に87歳で亡くなった龍夫さんの夫人で、月刊誌「世界」の「岩波俳句」選者などでも活躍している。

 夕刊の記事によると――

 幅広い世代のファンがいる俳人の池田澄子さん(87)が第8句集「月と書く」(朔〈さく〉出版)を出した。ロシアによるウクライナ侵攻、コロナ禍を詠んだ句を収録した。何年も続く悲しみと悔しさが、ひしひしと伝わってくる。「詠まないわけにはいかない」と覚悟を決めた作品群だ――

 池田さんは〈じゃんけんで負けて蛍に生まれたの〉の句が有名だが、
 〈蝶(ちょう)よ川の向こうの蝶は邪魔ですか〉
 〈逢いたいと書いてはならぬ月と書く〉
 〈お久しぶり!と手を握ったわ過去の秋〉
などが紹介されている。詳しくは、紙面を。

(毎友会事務局)