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2023年2月20日

元経済部長、佐々木宏人さんが静岡県立大学で「宗教・ジャーナリズムを考える」ズーム講演(佐々木さんのフェイスブックから転載)

 イヤー疲れた。16日に静岡県立大学のジャーナリズム講座での「神父射殺事件と宗教とジャーナリズムを考える」というタイトルのZoom講演。

 翌17日は朝5時半起きで、都心での本来の仕事の8時からの朝食会の講演のサポート役。その前の準備が色々あり、両方のイベントとも無事終わりホッとしたのだが、その後何が悪かったのか女房共々、食中毒、激しいトイレ通いに参った参った。どうにか今日やっとFBを書く気力が出てきた。

 16日の静岡県立大学での講座では、同大特任教授の軍事評論家・小川和久先生のお誘いで安倍襲撃事件前に出て欲しいといわれ、これまでこの終戦後3日後に横浜・保土ヶ谷教会で射殺された戸田帯刀横浜教区長については、何回か各地の教会、平和団体での集会などでの講演をこなしてきたので「その調子でやればいいや!」と気楽に引き受けた。

 しかし安倍事件で旧統一教会、カルト宗教の問題で状況は一変、この問題を避けては通れないと腹をくくって、戦前天皇制国家下での宗教弾圧、戦後の宗教問題とジャーナリズムの問題を勉強しなおした。

 イヤー本当にこの問題、考えれば考えるほど難しい。何とか一時間チョットで講演を終わり、一時間の質疑応答タイム。

 付け焼刃の勉強ではとても対応できない鋭い質問が続々、往生した。81歳の老人、自分で話していて論理矛盾、人の名前が出てこない⋯⋯。近々、YOUTUBEにアップされるようだが、認知症の程度がどこまで行っているか誰か診断して。

 とにかくZoomイベントは何回か聞いているが、自分がホストになるのは初めて。当方のオーラルヒストリーをやって下さっているメディア研究家の校條諭さんがCTO(最高技術責任者)としてかけ付けて下さり、側で付きっきりで指南して下さった。写真まで取って下さった。ありがとうございました。

 7月に靖国神社近くの女学校・白百合学園の母体のシャルトル聖パウロ修道女会で、戦前の宗教弾圧時代のカトリックの状況を話すよう頼まれている。

 「ボク車いすなんですが⋯⋯」というと、「大丈夫です。お迎えに上がります」。いとも気楽に言われるので、考えてみれば今の各地の修道女会、当方より年上のシスターばかり。車イスは必需品。

 マー時間があるので、ゆっくり考えよう。

※講座「神父射殺事件を取材して 宗教・ジャーナリズムを考える」の動画です。
https://www.global-center.jp/holding_guidance/20230216/

このURLをクリックすると、講座案内がご覧になれます。
https://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/events/gc20230216/

第12回 神父射殺事件を取材して 宗教・ジャーナリズムを考える

静岡県立大学ジャーナリズム公開講座は今年度、全13回の講座を開講します。
講座の目標は「ジャーナリズムの向上による民主主義の成熟」です。

現在、日本ではジャーナリズムの位置付けが希薄で、とりわけ専門知識が問われる安全保障、危機管理、科学技術分野においては、十分な検証能力を備えていない印象さえあります。
そのような日本の現状を打開し、日本と静岡の安全と繁栄を確かなものにしたい。それが、本公開講座のねらいです。

第12回の2月16日は、元毎日新聞中部本社代表・東京本社経済部長の佐々木宏人氏が「神父射殺事件を取材して 宗教・ジャーナリズムを考える」について講義します。