トピックス

2023年2月20日

鹿児島支局の記者だった杣谷健太さんが書店を開いた

=岩松城さんのフェイスブックから転載

【宮下正昭さん(元南日本新聞記者)のコメント】。

 杣谷(そまたに)健太さんは毎日新聞の記者でした。鹿児島支局や宮崎支局にも勤務していたことから同紙の西部版では紙面で毎日のように名前を見ていました。原発や障害者問題などを精力的に書いていらした印象です。『毎日新聞』は事件事故報道でも署名記事が基本で1996年から続けています。事件事故の被害者や容疑者の実名を報じることを自らに課しているマスコミですが、報じる側は匿名が一般的です。実名報道を隗より始めているいい新聞社だと思います。『長崎新聞』もそうでしたが、最近、紙面を見る機会がなく、確認できていません。

 杣谷さんはその毎日新聞社を昨年辞めて、鹿児島市の名山堀に書店を開いたと本日(2月17日付)の『南日本新聞』が報じています=写真。鹿児島市役所前にある名山堀は古い木造家屋が密集して、昭和のかおりがぷんぷんする飲み屋街。でもその飲み屋が少しずつなくなっています。杣谷さんは元飲食店の長屋の一画で書店を始めたようです。新刊書中心に古本も。きっと店主のかおりがにじむ本屋さんでしょう。行ってみたいです。