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2019年6月8日

東京写真部OB会に丸山社長ら18人

 毎年恒例の東京本社写真部OB会が6月8日(土)午後1時からパレスサイドビル1階の喫茶「花」で開かれた。

 最長老は88歳の中西浩さん(この毎友会HPトピックス《元写真部長中西浩さんの撮影写真から「ひばりヶ丘55年」》参照)。

 昨年亡くなった関根武、三矢元城さん(2人ともこの毎友会HP追悼録参照)に黙祷をしたあと、喜寿のお祝いを受けた永田勝茂さんが乾杯の音頭をとった。

 この会の特徴は、かつて写真部長をつとめた丸山昌宏社長が出席すること。丸山社長は毎日新聞グループホールディングス(GHD)の社長に就任することになっており(6月25日の株主総会後)、「2022年の創刊150年に向けて、毎日グループ全体の発展を図りたい」と抱負を述べた。

 続いて4月1日付で写真映像報道センター長に就任した長尾真輔さん(88年入社)、平田明浩写真映像報道部長から写真部現況報告。6月1日付紙面で安保久武特派員撮影のヘルシンキ五輪を1ページ特集したが、7月1日はメルボルン五輪特集。2020年東京五輪・パラリンピックに向け準備を進めていることを明らかにした。

 参加者の近況報告では、まず江成常夫さん(82歳)。「在社12年で退社した私に毎日芸術賞のごほうびをくれた(1995年、「まぼろし国・満州」「記憶の光景・十人のヒロシマ」の写真展と出版に対して)。毎日新聞は温かい会社です。土門拳賞もいただきましたが、この賞は毎日新聞創刊110年記念で私が提案して創設されたものです」

 近く写真集『被爆 ヒロシマ・ナガサキ いのちの証』(小学館、@4,600円+税)を出版するとともに、同写真展を7月23日~8月19日、ニコンプラザ新宿で開く。

 江成さんの入社1年先輩の大住広人さん(82歳)。「現像・定着液づくりが大変で、カメラもなかなか持たせてもらえなかった」と徒弟制度時代の写真部の思い出をフォローした。大住さんは、毎年、京都からはるばる出席するよき先輩である。

写真、前列左から永田勝茂、中西浩、丸山昌宏、大住広人、滝雄一。
中列左から中村太郎、荒牧万佐行、三浦拓也、栗山増夫、江成常夫、渡部聡、山田茂雄、木村滋、黒川将光、堤哲。
後列左から伊藤俊文、平田明浩、長尾真輔、横井直樹、橋口正。(敬称略)

(堤  哲 )